静岡県はNPO法人猪之頭振興協議会（同県富士宮市）と連携し、企業で社員の健康づくりを担当する職員を対象に、富士山麓でヘルスツーリズムを開く。開催日は12月4～5日。自転車で湧水スポットを巡るなど様々なプログラムを用意し、心拍数などのデータも測る。体調の改善具合や富士山麓の魅力を実感してもらうことで、今後誘致を増やす狙いだ。
富士宮市内で医師が代表を務める宿泊施設「日月倶楽部」でツアーを開く。施設では栄養など健康づくりにこだわった食事などを提供する。自転車による湧水スポット巡りのほかウオーキング、屋外のテント内でのサウナ体験などを企画する。ウエアラブル端末で心拍数などを計測し、効果を確かめられるようにする。
参加費は1人1万5000円。11月19日まで専用のインターネットサイトで申し込みを受け付ける。
県の担当者は「新型コロナウイルスの感染が収束しない中、富士山麓の自然に囲まれ健康づくりをする魅力を発信し、県外の企業も今後呼び込んでいきたい」としている。
