山梨県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は１リットル当たり１７０円を超え１３年２か月ぶりの高値水準となりました。
原油価格の高騰は食品会社や農家の経営にも打撃を与えています。
石油情報センターによりますと県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は先週より１．３円値上がりし１リットル当たり１７１．２円になりました。
これは１３年２か月ぶりの高値水準です。
要因について、センターは新型コロナで落ち込んだ経済が回復傾向で原油の需要が高まっているためとしています。
笛吹市の納豆工房「せんだい屋」です。
容器の値上げのほか配達の車や大豆を煮るボイラーで燃料を使うため店の経営に重くのしかかっています。
さらに大豆の高騰も続いているため一部商品の値上げを検討しているということですがオリジナル商品の開発などで少しでもコストを抑えようとしています。
一方、こちらのイチゴ農園ではハウスの室温を５度以上に保つのに今後ボイラーを使うため不安を感じています。
イチゴ農園・山城園。こちらではハウスに保温するシートを貼るなど寒さ対策を行ってコストを抑え入園料やイチゴ代は据え置くとしています。
なお、ガソリン価格は原油価格が少し下がっていることなどから来週は小幅な値下げが見込まれています。
