南アルプス市若草地区の住民有志でつくる地域支えあい協議体８団体は２４日、同市寺部の若草生涯学習センターで、「制服リサイクルプロジェクト」を行った。地域住民が持ち寄った中学や高校の制服、学用品を希望者に無料で配布した。 プロジェクトは、使用されなくなった制服やランドセルを再利用し、経済的に苦しい家庭の支援につなげようと、同地区加賀美の協議体が２０１９年度に開始。昨年は約１００点を配布した。今年は「助け合いの輪をさらに広げたい」と、同地区すべての協議体８団体が連携して行う。 小中学校などを通じてプロジェクトを周知し、１０、１７の両日に制服などを回収した。若草中の制服や若草小、若草南小の体操着、ランドセルや勉強机など１５０点以上が集まった。白根高や巨摩高、甲府昭和高などの制服もある。 加賀美協議体の島津達正代表は「まだ使えるのに廃棄してしまうのは非常にもったいない。たくさんの人に有効に活用してほしい」と話し、浅原協議体の浅原知義代表は「若草地区全体で活動を続け、助け合いの心が地域に根付いてほしい」と話した。
制服や学用品 リサイクル 希望者に配布(山梨日日新聞)
