静岡県は長野県産のリンゴやマスカットの直売会を、29日から静岡伊勢丹(静岡市)で開く。静岡、山梨、長野、新潟の4県で地産品を購入しあう「バイ・山の洲(やまのくに)運動」の一環で、静岡県内で長野産農産物の直売会を催すのは初めて。新型コロナウイルスの影響を受ける生産者の販路開拓を後押しする。
静岡伊勢丹の1階正面玄関で30日まで開催する。県によると、りんごは酸味と甘さのバランスが良く濃厚な味わいの「秋映(あきばえ)」と甘みが強い「シナノスイート」、シャキシャキの食感が特徴の「シナノゴールド」の3品種のセットを500円で用意する。シャインマスカットも1房1500円で販売する。
会場には長野県のPRキャラクター「アルクマ」も参加する予定。静岡県の川勝平太知事は「感染症対策を徹底して県民に来場してもらい、長野の旬の特産品を味わってほしい」としている。