山梨県南アルプス市の老人ホームで入所女性が殺害された事件で、県が施設に定員超過をたびたび指導していたことが分かった。市川三郷町の介護士丹沢一貴容疑者(42)は勤務先の有料老人ホームで、入所者の樋口慶子さん(80)を殺害した疑いで今月6日に逮捕された。1人夜勤を含む業務の負担の重さが背景にあったと見られているが、県によると、施設は設立当初の4年前から最大で7人の定員超過が確認され、直近の今月4日の調査でも定員を2人上回っていた。県は改善を指導していたという。施設は取材には応じられないとしている。
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