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2021/10/15

山梨県、コロナ病床確保「フェーズ1」に引き下げ

山梨県、コロナ病床確保「フェーズ1」に引き下げ

山梨県は15日、新型コロナウイルス感染者向けの病床確保フェーズを現在の「3」から「1」に引き下げた。4月8日以来で、現在210床としている即応病床数を80床に減らす。県内では10月に入り新規感染者が急減し、公表日ベースで2日以降は0~5人に落ち着いている。入院者数も15日午前0時時点で4人となっている。
県が確保する即応病床数は、フェーズ1(警戒期)で80床、フェーズ2(拡大初期)で150床、フェーズ3(急速拡大期)で210床、フェーズ4(まん延期)で367床としている。また、フェーズ2に引き上げる際の発動目安は入院患者30人以上、フェーズ3は60人以上、フェーズ4は120人以上としており、現時点でフェーズ2の基準を下回っている。
山梨県感染症対策センター(山梨県CDC)の担当者は「いったんクラスター(感染者集団)が発生すると多くの病床が必要になるため、フェーズの引き下げは慎重になるが、長期的に感染者が少ない水準で推移しており、専門家会議の意見を踏まえ引き下げた」という。
県の最近の病床確保フェーズは4月9日に「2」に引き上げた後、4月28日から「3」とし、感染者の急増を受けて8月2日から「4」に引き上げた。その後、減少傾向となり、10月1日から「3」に下げていた。

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