国土交通省と昭和町は21日、昭和町西条の町道に仮設した「スムーズ横断歩道」の検証を始めた。周辺の路面より高くし、ドライバーが気付きやすくした横断歩道で、車の走行速度の抑制などにつながるかを10月9日まで調べる。 国交省甲府河川国道事務所によると、国交省が進める生活道路の安全性向上や事故防止に向けた取り組みの一環で、県内では初めての設置。横断歩道部分を周辺より10センチ高くすることでドライバーが気付きやすくなり、車の速度抑制や歩行者がいる際の停車につなげる狙いがある。 横断歩道は19、20の両日で、西条小や昭和こども園近くの町道に設置。付近には監視カメラや騒音・振動計などを置き、10月9日まで効果を検証する。検証後は横断歩道を撤去する。検証結果や地元関係者へのアンケート調査を基に今後の対策を議論する。 国交省甲府河川国道事務所の担当者は「効果を検証し、生活道路での安全性向上につなげていきたい」と話している。
昭和のスムーズ横断歩道 速度抑制効果検証へ(山梨日日新聞)