キトーは29日、2022年3月期の連結純利益が前期比54%増の36億円になる見通しだと発表した。従来予想は32億円だった。新型コロナウイルスの影響を受けていた経済活動の再開により、米国や欧州を中心に需要の回復が見込みを上回る。連結売上高も従来予想を40億円上回り、14%増の590億円を見込む。
21年4~9月期については、連結純利益が予想を6億円上回り、前年同期比9.6倍の16億円に、連結売上高が同30億円上回り、同27%増の280億円になったと発表した。
第3四半期以降も引き続き需要は堅調というが、鉄などの資材費の高騰や輸出のための物流コストの増加など不透明な要素があるため、下半期分の純利益の予想は2億円下方修正している。