――観光の対象としての「祭り」が持つ強みとは何でしょうか。
◆ナラティブ(物語)にあると思います。担い手は自分の土地の自然、歴史を込める。祭りを通して、観光客はその土地と人に触れられる。地元の人にとっても、自分の古里をさらに知り、考えるきっかけになる。祭りは深みを増すほど、人をひきつけます。
日本観光振興協会(日観振)の2024年度アンケート調査「観光の実態と志向」では、旅行先での行動で「祭りや行事」は全体の5・7%(12位)と多くはなかった。一方、希望する旅行の種類は「地域の祭りやイベント」が10・9%(8位)。祭りに興味を持つ人は確実に増えており、これから旅行のトレンドとなるでしょう。
――インバウンド(訪日外国人旅行者)の関心はどうでしょうか。