静岡県掛川市と湖西市を結ぶ天竜浜名湖鉄道(天浜線・浜松市天竜区)の名物弁当の一つが舞茸(まいたけ)弁当だ。天竜二俣駅で土・日曜、祝日に10個限定で販売される。
作っているのは地元の日本料理店きよみ。店主の一瀬正行さん(75)は高校卒業後、林業関連の会社に就職。チェーンソーなどを修理するエンジニアとして働いた後、浜松市内の仕出し料理店で修業。父親の後を継いだ。
駅弁として舞茸弁当の販売を始めたのは2009年9月から。主役は地元天竜産のマイタケのてんぷらと炊き込みご飯。マイタケのてんぷらは、湿度の多い日や梅雨時は普段よりも揚げる時間を長くして、カリッとした食感が長く続くように工夫している。