山梨県富士河口湖町はコンビニ越しに富士山が撮影できると人気の撮影スポットに、富士山を隠す黒い幕を21日に設置しました。
一方、近くにある別のローソンの周辺では迷惑行為が後を絶たず、町は道路の横断を防止する柵の設置などを県と話し合うことにしています。
富士山を撮影するため危険な道路横断など外国人観光客の迷惑行為が相次いでいた河口湖駅近くのローソンの歩道には今月21日、富士河口湖町が富士山を隠す黒い幕を設置しました。
町は24日に記者会見し、幕を設置した経緯を説明しました。
富士河口湖町 渡辺英之町長:
「観光客とドライバー、双方の安全と平穏な住民生活を確保するため、誠に残念ながら苦渋の選択のすえ、本工事を施工するに至りました」
会見では幕の設置期限は設けず、観光客を分散させるため周辺の撮影スポットを案内するQRコードを幕に取り付けることを明らかにしました。
その一方で…
別のローソンではコンビニ越しの富士山を撮影する多くの外国人観光客の姿があり、中には民家の敷地に入る人もいました。
記者:
(黒幕を設置後)人が増えた印象があります?
近くの店の経営者:
「そうですね。バスもけっこう台数入ってきてるんで、時間帯によっては あふれるほどきています。渡っている人が多い。駐車場内も使えないので(利用者は)困っているんじゃないですかね」
このローソンは県道沿いにあり、町は道路横断を防止する柵の設置などを県と協議することにしています。
元記事を読む