自閉症の子どもを育てる山梨県山梨市の女性が、子育ての経験をまとめた一冊の本を出版しました。
本には「子育ては親育て」と息子を通して自分自身が成長した思いがつづられています。
「こだわり克行の笑顔」を出版したのは山梨市落合の佐野美樹さんです。
人と関わることが苦手などの特徴がある発達障害の1つ=自閉症の23歳の息子 克行さんを育ててきた体験談がこの1冊に詰まっています。
佐野美樹さん:
「エピソード中心の笑いあり涙ありの内容。障害があってもなくても、笑顔で色々な経験を楽しめればいいのではないか」
23日は山梨市でお披露目会が開かれ、地域住民や関係者40人余りが出席し克行さんとの思い出を語り合いました。
本は約1年かけて執筆し、小さい頃からこだわりが強く集団になじめない克行さんの特性や、「自閉症」と指摘された時の気持ち、それに「子育ては親育て」というフレーズを何度も使い、克行さんを通じて自分自身が成長した思いがつづられています。
自閉症児の子育て経験を本に 佐野美樹さん:
「こういう機会をもらったのは息子の克行のおかげ。自閉症の子を持って幼児期だったり不安を抱える母親や父親、関係のある人を中心に全対象者の人に読んでもらいたい」
本は1650円で、インターネットや書店などで購入できます。
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