公示地価　山梨32年連続下落　工業地は3年連続上昇　／山梨

　国土交通省は26日、2024年の公示地価（1月1日現在）を公表した。長野県では全用途の平均変動率が前年比0・3％増で、28年ぶりに上昇した。新型コロナウイルス感染防止の規制が緩和され、スキー地で外国人らの需要が高まる一方で、供給物件が少ないことなどが価格を押し上げたとみられる。山梨県は同0・3％減。32年連続の下落だが、観光需要の回復や利便性で人気の高い一部宅地の影響で下落率は縮小した。【去石信一、大和田香織】
　山梨県の住宅地の平均変動率は0・5％減、平均価格は3万4700円で32年連続の下落だが、大型商業施設で人気の昭和町、2拠点居住の需要が続く北杜市などは上昇している。不動産鑑定士の杉本裕昭氏によると、高齢農家が農地を手放し、手ごろな価格の宅地として売り出され全体の下落傾向が続く中、人口の増減で地価の二極化が進んでいる。

富士山経済新聞 富士急ハイランドでイースターイベント　エッグハントやワークショップ リニア駅周辺整備　南側は観光バスやタクシー、北側に一般車など　乗降場集約を県に提案へ　甲府市