甲州市勝沼町のブドウ畑跡地に高級ホテルとレストランを建設する計画が浮上していることが関係者への取材で分かりました。畑にあったブドウの木はすでに切られていて農地転用など行政的な手続きが始まっています。関係者によりますと高級ホテルとレストランの建設が計画されているのは甲州市勝沼町菱山のブドウ畑跡地です。予定地にはもともとブドウの木が植えられていましたが現在は切られていて設置されていたブドウ棚用の柱も引き抜かれています。すでに農地転用の許可が出され、開発許可も認められるなどホテルとレストラン建設に向けた手続きが進んでいます。建設を担うのは県外に本社がある大手デベロッパーで、世界的にホテルやリゾート施設を展開する高級ホテルブランドの誘致を目指すということです。デベロッパーは取材に対し「現段階でコメントできることはない」としています。一方、市は「滞在型観光の拠点となるよう大いに期待している」とし市としても協力する考えです。甲州市勝沼町のホテル建設をめぐっては2017年にJR勝沼ぶどう郷駅近くにホテルの建設計画が浮上したものの立ち消えとなった経緯があり、関係者は今回の計画について「住民の理解を得ながら慎重に進めたい」と話しています。
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