富士山の夏山シーズンが7月1日に始まるのを前に、地元の富士吉田市長らが登山者の増加によりけが人などが増えることなどを懸念して県に登山者を制限するよう要望しました。
7月1日に山開きを迎える富士山は新型コロナの規制解除の影響で登山者の大幅な増加が見込まれていて、十分な休憩をとらずに登る「弾丸登山」によるけが人や病人の増加が懸念されています。
こうした状況を防ごうと12日は富士吉田市の堀内茂市長や地元観光業界の関係者が県庁を訪れ富士山の登山者の制限に関する要望書を手渡しました。
要望書では登山者の命を守り富士山の価値を損なわないためにも夜間の入山者が一定数を超えるなど危険が察知された場合に、一時的な入山規制を行うといった案を挙げ、早期の対策を求めています。
これに対し長田副知事は、「国や県、地元市町村と山小屋関係者などによる意見交換の場を設けて適正な対処を検討したい」と協力する姿勢を示しました。
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