今年の富士山は登山者が増加し、けがのリスクが高い弾丸登山が増えることが懸念されています。地元、山梨県富士吉田市の堀内市長は登山者数の制限を検討すべきという考えを示しました。
今年の富士山は外国人観光客の回復や世界文化遺産登録から10年の節目の年となることから夏山シーズン中の登山者の増加が見込まれ、吉田口登山道にある山小屋はすでに予約がほぼいっぱいとなっています。
こうした状況から十分に休憩せずに一気に頂上へ登る弾丸登山の増加が懸念されていて、富士吉田市の堀内茂市長は取材に対し「登山者数の制限を検討すべき」という考えを示しました。
富士吉田市 堀内茂市長:
5合目から上へ登山される方がある程度の許容量を超えた場合、5合目のところで時限的に制限することも考えなければならない。
今後、登山道を管理する県に対し対策を要望するということです。
一方、吉田口登山道の山小屋関係者で作る組合も今週、国や県に対し弾丸登山への対策を要望しています。
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