長引く物価高が夏の風物詩にも影響を及ぼしている。夜空を彩る花火の原料が値上がりし、煙火店は苦悩している。笛吹市の山内煙火店では来年度の花火大会に向けて、5万発以上の花火を製作している。煙火店によると、コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻などの影響で、火薬などの原材料が高騰しているという。花火玉を作るのに例年よりも3割ほどコストがかさんでいるという。山内煙火店では、今年少なくとも40回花火を打ち上げる機会があるが、花火玉を小さいものに変更し見せ方を工夫するなどの対応をとらざるを得ないという。山内煙火店は「物価高だが、お客さんに喜んでもらえる花火を上げたい」としている。
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