日銀甲府支店は12月の企業短期経済観測調査の結果を発表した。県内企業の景況感を示すDI(=業況判断指数)が2期ぶりに改善したと明らかにした。日銀甲府支店によると、12月調査の業況判断指数は「全産業」がプラス13で、前回9月の調査から6ポイント改善した。「非製造業」はプラス12で、小売や宿泊、飲食サービスなどを中心に13ポイント改善した。全国旅行支援による観光客増加や値上げによる収益アップが要因で、日銀甲府支店はDIについて「コロナ禍前の水準に戻った」としている。一方、製造業はスマートフォン関連製品の受注減少などで前回より6ポイント悪化しプラス13となった。日銀甲府支店は、先行きについて、「不透明感が強まっていて海外経済の影響を注視する必要がある」としている。
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