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2022/08/26

KICK STARTER向けに企画したZIRELの日本発売をスタート!

KICK STARTER向けに企画したZIRELの日本発売をスタート!

『KICK STARTER向けに企画したZIRELの日本発売をスタート!』

金属の精密加工技術を用いて金型製造・精密コネクタ端子のプレス事業を営む岩井プレス株式会社(代表取締役 相馬光成)は、2020年12月に日本最大級のクラウドファンディングサービスMakuakeにて、ピースとピースのクリアランス(隙間)が0.005mmの金属製15ピースパズルを発売しました。

300,000円の応援購入目標金額に対して、2,664,000円を獲得し、全国ネットのTV番組や雑誌などのメディアに取り上げられ、大きな注目を集めました。

その第1弾プロジェクトから1年が経過し第2弾のZIRELをMakuakeにて販売。第2弾の商材はピースとピースのクリアランス(隙間)を0.004mm(日本人女性髪の毛の20分の1の狭い隙間)でさらにパズルの難しさと共に、はめ込む難しさを追求し挑戦。その結果第2弾の応援購入数は、前回を上回り、3,123,300円を獲得。

今、世界中で利用されるモノの原型である金型の技術を活かしたオリジナル商品を製作することで、金属加工のことを一人でも多くの方に知っていただくきっかけをつくりたいという想いで、挑戦してきました。

そんな思いは、国内だけでなく国外にも知って頂きたい思いから、海外向けクラウドファンディングKICK STARTERに今年、7月に挑戦。コンセプトは「日本らしいものを、山梨らしいものを弊社の技術で集約した逸品」を一人でもお手に触れていただきたい思いから、販売を始め、応援購入数は日本円で2,738,602円の結果となり、弊社の思いが伝わった瞬間でもありました。

そんな海外で人気となった商品が、日本での発売をスタートいたしました。

販売サイトはこちら↓↓↓↓
https://hobby-metal.com/
KICK STARTER向けに企画したZIRELの日本発売をスタート!

【ZIREL(ジレル)について】

名前の由来

たった15ピースで構成されているだけなのに、どのピースとどのピースがはまるのかがとても分かりにくいという特徴があります。

合うピースをはめ込むと気持ちよく『スーッ』と入っていくのですが、似た形状のピースでも、少しだけ違ったデザインでカットされています。どれとどれが合うピースなのか…
合うピースを見つけるのが難しく、思わず『あーっ、じれったい!』と口から言葉が漏れてしまうほどにじれったく、難易度がパズルであることを表現して「ZIREL(ジレル)」と名付けました。

ZIREL(ジレル)の特徴

・金属を鏡面加工してあるために、ピースの表裏がとても分かりにくいこと
・ピースとピースのクリアランス(隙間)が『スーッ』と気持ちよくはまり合う限界を極めた狭さであること
 ※日本人の髪の毛の太さの平均と言われる0.08mmより狭いクリアランス!
第1弾ZIRELである桜は、0.005mmのクリアランス。第2弾の梅はさらに狭い0.004mm、海外クラウドファンディングでも0.004mm!
・インテリアにしていただけるよう、シンプルでありながら重厚感を感じるデザイン

小さな町工場だからこそ挑戦できた実績

【企業概要・沿革】

創  業  昭和46年2月
社  是  『熱意と誠意』を持って顧客に対応し、『創意と工夫』を持って顧客の信頼を得る
業  種  電子機器製造業
事業内容  精密コネクター端子のプレス加工
各種電子部品のプレス加工
精密順送金型の設計及び製作
取引形態 企業間取引(BtoB)

・昭和46年2月に先代(現代表取締役社長父)が岩井プレス株式会社を大月市七保町瀬戸で創業し、今期で50周年の節目を迎えた歴史を持つ。2000年に現在地に工場を移転した。
・創業以来、高品質、人材育成、経営の効率化を経営理念とし、高度な技術の蓄積と新技術の開発の合理化を図り、自動車、スマートフォン、ICカードなどあらゆる分野に対応している。
・ものづくりの3大観点であるQ(品質)・C(コスト)・D(納期)の高さと多様化するニーズに応える生産体制から大手電子機器メーカーと安定的な取引がある。
・代表は県外の電子機器製造会社に10年従事し、その技術やノウハウを習得。当社における技術者の中心は代表が担っており、品質や作業の平準化に向け、月に1回開催するミーティングと技能講習を通じ、社内に技術やノウハウの共有・浸透を図っている。
・2011年2月にISO9001を取得。
・生産体制については、ほとんどの工程を設備投資による自動化を図り、Q(品質)・C(コスト)・D(納期)の向上を目指している。

【自社の現有技術】

精密部品加工技術の蓄積と実績で当社が製造する金型から生み出される電子部品は、これまで自動車やスマートフォン向けを中心に需要をけん引してきた

【製品の概要】

前述の通り、当社は、これまで、事業のほとんどをBtoBとして経営を行ってきた。しかしながら、新型コロナウイルス感染症による今後の需要動向などリスク分析を行った場合、当社として新しい事業を行うことで、より安定した経営ができるものと考え、BtoCへの事業転換を検討した。

その商品群としての一つが、今回の商品である。
弊社の金型技術を取り入れた商品、「ZIREL」(じれったいパズル)
社会に出回るあらゆるものが金型から作られているのに世間にはあまり知られていない。技術者が抱える「自社が所有する金型技術を社会にアピールできる商品を開発したい」との強い想いから誕生した。

KICK STARTER向けに企画したZIRELの日本発売をスタート!
写真左 一見普通の置物に見える
写真右 持ち上げると突然金属塊に切れ目が入りパズルになる           

〈商品作成時画像〉
KICK STARTER向けに企画したZIRELの日本発売をスタート!
写真左 弊社の金型を作成する際に使っているワイヤー加工機
写真中央 実際に動かしている画像
写真右 一枚の材料板から切り終わり時の画像

当社は、1971年(昭和46年)設立以来、電子部品等精密部品の製造が盛んな山梨の地で、自動車やスマートフォン、ICカードなど精密部品を製造する際に用いられる金型の製造に特化し事業を展開してきた。

当社の強みは、従業員11名の少数精鋭の技術者集団による金型の設計から製作、試作プレス製品の製造まで一貫体制により、大企業や中堅企業では出来ない、小回りの利くサービスで顧客の要望に徹底して寄り添い、一品物の試作型から量産型の製造まで幅広いニーズに応えることが可能な事業体制を構築していることである。

電子部品は、昨今中国や韓国、台湾等、海外メーカーとの競争が激しく、電子部品メーカー各社は部品調達コスト削減を目的に、生産工場の海外移管等を積極的に行い、アジアの競合他社との競争を繰り広げてきた。また、コロナ化の拡大により生産工場の停止、出勤の削減など右肩下がりになった。

電子部品向け金型製造業界は、こうした電子部品業界の波に翻弄され続け、好不況の波が極めて大きい業界と言われている。

だからこそ当社では、社内においてこの新たな取組の方向性について議論してきた結果、当社の強みである精密金型製造技術を活かしCustomer(一般消費者)向け新製品を開発し、B to Cビジネスに進出する決断を下したところである。

では、弊社がお伝えしている金型を作る上で金型技術とは各々何なのか?

当社がこれまで技術を蓄積してきたプレス金型は、パンチとダイと呼ばれる金型で構成されており、このパンチを材料に強い力で押し当て穴抜きや曲げ加工を行う。プレス加工は、パンチとダイのクリアランス(隙間)が重要であり、クリアランスが適正でないとプレス成形製品にバリや割れ等の不良が発生する原因となる。

KICK STARTER向けに企画したZIRELの日本発売をスタート!

もっと世の中に様々な金型を通じて商品が出来ていることを知っていただきたい。
そんな日本の技術を知っていただきたい。そんな思いから、弊社は金型技術を通して一人一人が丁寧なもの作りを提供し、お客様に喜んでいただくことが弊社のもの作りで、長年培った金型技術を直接手で触れられる大人向けのちょっと贅沢な合金パズルを今回、製造した。


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