甲州・枯露柿作り 甲州市の松里地区で特産品の「
枯露(ころ)
柿」作りがピークを迎え、農家の畑や庭先に色鮮やかな柿のカーテンが現れた。
JAフルーツ山梨によると、松里地区では約350戸の農家が枯露柿を作っている。今年の柿は8月以降の天候に恵まれ、例年より甘く育った。11月上旬の収穫以降も晴れた日が続いて乾きが早く、仕上がりは順調。出荷も始まっている。
11月30日、松里地区の窪田
幸唯(ゆきただ)
さん(65)の庭にも約1500個の柿がつるされ、妻のやよいさん(63)は手で柿をもみ、水分が抜けているかを念入りに確かめていた。幸唯さんは「枯露柿はコロナ禍で会えない、離れた家族や友人への贈り物にぴったりです」と笑顔で話した。