第67回県青少年読書感想文コンクール高校の部の表彰式が17日、富士吉田市の県立富士北稜高であった。県内30校6541作品の中から、最高の県知事賞に、甲斐清和高1年の望月日菜詩(ひなた)さんが、県議会議長賞には県立韮崎高1年の小宮未裕(みゆ)さんが、それぞれ選ばれた。2人の作品は全国の中央審査会で審査される。
望月さんは、東田直樹著「風になる 自閉症の僕が生きていく風景」を読み、「前を向いて」のタイトルでまとめた。「風になる」は、自閉症の障害を持つ著者が自分の障害について「個性の一つであり、すべてではない」と前向きに生きていることをつづった本だ。