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2024/07/02 ,

富士山経済新聞 富士吉田にジビエセンター 道の駅に隣接、ジビエ文化伝える

富士山経済新聞
富士吉田にジビエセンター 道の駅に隣接、ジビエ文化伝える

 ジビエ肉加工・販売所「DEAR DEER (ディアディア)」(山梨県富士吉田市)が7月17日、オープンする。
提供するジビエ
 ジビエの解体から加工、販売までを行う同施設。剥皮室や解体室などの処理加工設備と、熟成室、燻製室、厨房(ちゅうぼう)設備を備え、解体から食肉製品への最終加工までを一貫して行う。食肉製品製造業の許可も取得し、ハムやソーセージなどの食肉加工品の製造も行う。
 きっかけについて、富士吉田市ふるさと寄付推進課の朝比奈大輔さんは「11年前に世界文化遺産に登録された富士山が現在、野生鹿による食害で森林荒廃が進んでいる。野生鹿はこれまで厄介者として扱われてきたが、一方で富士山麓の野生鹿は年間500頭ほどしか捕れない貴重な存在。年間200万人が訪れる道の駅富士吉田の隣接地オープンすることで、ジビエ文化を知ることのできる学習施設としても機能させたいと、ふるさと納税クラウドファンディングを2回行い、延べ4万人から約6億3,000万円の支援を受け、施設オープンに至った」と話す。
 「鹿肉のバーガー」(1,000円)、「甲州ワインビーフバーガー」(900円)、「ボロニアソーセージバーガー」(800円)、「鹿ソーセージのホットドッグ」(700円)、『富士ヶ嶺ポークソーセージのホットドッグ」(600円)などを販売する。
 朝比奈さんは「富士山の雄大な自然の中で育った野生鹿や、富士山麓で育てられたブランド豚など貴重な肉を使ったソーセージやハンバーガーを販売する。ジビエが苦手な人にも楽しんでもらえるよう、豚肉のソーセージやミートローフなどもそろえる。応援してくれた全国の人たちの期待に応えることができるよう、鳥獣被害の防止、富士山の環境保全、地域の活性化に取り組み、野生鳥獣をマイナスの存在からプラスに変えていきたい」とも。
 営業時間は10時~16時(7月17日は12時オープン)。火曜・水曜・木曜定休(7月17日は営業)。
提供するジビエ
サイバー自衛官育成へ新区分

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