甲府財務事務所は今年1月から4月期の経済情勢を「製造業など一部に弱さがみられるものの持ち直している」として、前回から判断を据え置いた。物価高で買い控えなどがある一方、旅行需要の高まりで観光・宿泊は回復傾向となっていることから、個人消費は「持ち直している」と判断を据え置いた。一方、生産活動については「弱含んでいる」として、2020年4月期以来、3年ぶりに下方修正した。中国の市場悪化で電子部品・デバイスの受注が減少したことが影響している。先行きについては、景気は持ち直していくことに期待する一方、世界的な金融引き締めで、海外景気の下振れが景気を下押しするリスクになるとみている。
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