富士山の麓を舞台にした花火大会が22日、山梨県鳴沢村で開かれる。全国各地の大会で数々の受賞歴がある煙火店4社が集まり、1時間にわたって競演を繰り広げる。有料観客席は1人2万5000円からで、当日券は3万円から。最高額のVIP席は10万円。訪日外国人客の増加もあり、強気の価格設定で限定約2000人分の完売を見込む。
大会名は「The 絶景花火シリーズ『Mt.Fuji 2023』」。日没直後のまだ薄明るい時間帯に打ち上げを始め、雲が無ければ富士山と大輪の花火のコラボレーションを楽しめる。前売り券は多くが完売。22日は午前10時から午後5時半まで当日券を全国のセブンイレブン店舗で販売する。
4社はいずれも創業100年以上の紅屋青木煙火店(長野市)、磯谷煙火店(愛知県岡崎市)、斉木煙火本店(山梨県市川三郷町)、菊屋小幡花火店(群馬県高崎市)。実力派の花火師たちが富士山の夜空を彩る。
富士山での絶景花火は22年4月に続いて2回目の開催。新型コロナウイルス禍だった前回は約1000人が観賞した。主催者の実行委員会はイベントをシリーズ化し、日本の他の絶景ポイントでも開催を予定しているという。