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山梨の会社とビジネスパーソン応援マガジン「ムジーン」

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2025/06/14

今さら聞けないSWOT分析って何?〜あなたの強みは何ですか?〜

こんにちは、きっかけデザイン研究所白井秀典です。

山梨でがんばる皆さんのビジネスを、ほんの少しでも応援できればと思い、今回は「SWOT分析」について書いてみます。

専門用語はできるだけ使わず、「自分の会社を知る道具」として、肩の力を抜いて読んでくださいね。
(※この記事は山梨を含む地域のマーケティング、ブランディング、経営に興味がある方向けに書いています。)


目次

  1. SWOT分析とは?

  2. 山梨だからこその事例

  3. 4つの視点の見つけ方

  4. 日常に使える3つのヒント

  5. まとめと明日の一歩


1. SWOT分析とは?

SWOT分析とは、自社を

  • 強み(Strength)

  • 弱み(Weakness)

  • 機会(Opportunity)

  • 脅威(Threat)

の4つに分けて整理し、「何に注力するか」「何に注意するか」を見極める道具です。

山梨の地域性を踏まえると、「地元のお客様とのつながり」「自然環境」「観光資源」などが、強みや機会として光りますし、逆に「人口が少ない」「都心に比べ認知が低い」といった弱みや脅威もあります。でも、ここをきちんと見つめ、どう活かすかが大事です。


2. 山梨だからこその事例

強み:

  • 地元ならではの信頼関係

  • 地域資源(ぶどう・甲州牛・富士山)とのつながり

  • 人と人の距離が近いコミュニティ

弱み:

  • 首都圏に比べた情報量の少なさ

  • 人材・ノウハウ不足

  • 自社の魅力を言語化しにくい

機会:

  • Uターン・Iターン需要の増加

  • 地域観光・地産地消の追い風

  • 国や県の補助金・支援策

脅威:

  • 都会の安価・便利なサービス

  • 後継者不足・人口減少

  • 自然災害リスク(台風、洪水)


3. 4つの視点の見つけ方

① 強み:自分ごととして考える

・お客様に喜ばれたことを思い返す。
・地元ならではのほっこりした体験はありませんか?
・競合にない、自社の特別感を書き出しましょう。

② 弱み:正直に向き合う

・集客で苦手なことや、社内の困りごとは?
・人手が足りずサービスにムラが出たことは?
・「何となく苦手だな」と感じていることも大事な気づきです。

③ 機会:周囲の動きに気を配る

・補助金や補助事業の制度をチェック。
・観光施策や企業連携の話が出ていませんか?
・SNSやネットの話題で山梨ブランドが注目されていれば、そこが入り口です。

④ 脅威:外の変化を敏感にキャッチ

・都心から来た新規参入者は増えていますか?
・技術革新で「既存のやり方」が使えなくなることは?
・災害や経済の不安定さも見逃せません。


4. 日常に使える3つのヒント

ヒント①:一人じゃなく誰かとやろう

社内で、家族で、仲間でやると新しい気づきがあります。強みだと思っていたことが実は弱みだったり、他人の一言が光ります。

ヒント②:「一歩先」の行動につなげる

分析して終わりではなく、

  • 【強み×機会】で何を試す?

  • 【弱み×脅威】をどう避ける?
    具体的な行動に落とすことが大切です。

ヒント③:いつもブラッシュアップ

SWOTは一度やったら終わりではありません。半年、あるいは季節ごとに見直すことで、地域の動きや自身の変化に対応できます。


5. まとめと明日の一歩

「SWOT分析」は、難しいものではなく、自分の会社を「地図」に例えると、どこが青い海で、どこが急な崖かを知る作業です。
山梨には都会にはない温かさと豊かな自然があります。その中で、自社の「らしさ」をどう光らせるかを見つけるのが、ブランディング、そしてマーケティングの第一歩です。

今日話した内容をもとに、次の3つをやってみてください:

  1. SWOTの4マスを紙に描いて、自社の強み・弱み・機会・脅威を書き出す

  2. 書き出した中から「やってみたいこと1つ」「直したいこと1つ」を選ぶ

  3. そのために「いつまでに」「誰と」「何をするか」を決めてみる

この小さな一歩が、明日の地元ビジネスを育て、結果として「山梨の魅力を発信する」力につながります。マーケティングやブランディングって、大げさに考えなくていい。自分らしく、自分のペースで、地域と共に歩めるものですから。

もし、進めながら悩んだときは、ぜひ私に相談してください。温かな言葉とやさしい視点で、三方よし以上の関係を一緒に育んでいきましょう。


白井秀典
きっかけデザイン研究所代表/マーケティングプランナー


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