障害を持つ人やその家族などが共存していく地域の理解・社会への自立に向けた福祉支援を展開しているNPО法人「Mom(マム)」(富士河口湖町、堀内詠子理事長)の創立10周年の記念式典が20日、富士河口湖町勝山の「さくやホール」であった。出席者らが10年の歩みを振り返り、各種団体との連携など今後の活動方針を確認した。
同法人は子育てから介護までの実体験手記の作成・朗読、障害を持つ人たちが地域社会の一員として社会的TPО(時、場所、状況)を学ぶための「TPОパーティー」の開催、書籍化した朗読手記を県内市町村や図書館に寄贈、「福祉の集い」など各種大会での朗読講演を続けてきた。朗読手記の書籍寄贈は堀内理事長が自閉症の長男の子育て体験をつづった手記「もしこの子と出逢えなかったら私は大切な何かを知らずにいた」をもとにし…