来月から始まる新型コロナワクチンの3回目接種について、山梨県は来年3月ごろまではファイザー社製を使用する方針を明らかにした。国はモデルナ社製との交互接種も可能としているが、実施主体となる市町村の混乱を防ぎたい考えだ。 3回目のワクチン接種は原則として2回目接種から8カ月経過した人が対象で、ファイザー社とモデルナ社のうち1、2回目と異なるワクチンを打つ交互接種も可能となっている。 こうした中、県は来年3月ごろまでは原則、ファイザー社製のワクチンを使う方針を決めた。誤って違うワクチンを接種するなど現場での混乱を防ぐためで、市町村にも周知を図る。ただ、市町村が希望すれば2月からモデルナ社製の使用も可能だという。 一方、来年2月にも始まる5歳から11歳のワクチン接種について、県は、県内の対象者が約4万5千人になると明らかにした。個別接種を推奨することとし、小児科医らに協力を要請する方針だ。 このほか、1、2回目の接種を職域接種で実施した企業や団体には3回目も職域接種を行うよう働きかける。 また、県は22日、新型コロナの対策本部会議を開き、今月末までとなっていた県民への協力要請について来年3月末まで延長することを決めた。基本的対策の徹底などの継続を求める一方、家庭内でのマスク着用は要請から除外した。
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