来月から始まる新型コロナウイルスの3回目のワクチン接種に向けワクチンが15日、県内の自治体にも到着した。一方、山梨大付属病院はコロナの後遺症の専門外来を開設した。 県内では来月から医療従事者を対象にした3回目のワクチン接種が多くの自治体で始まる。政府は15日から3回目接種に向けた約412万回分のファイザー製ワクチンを全国の自治体に配送していて甲府市保健所にも15日、約2300回分のワクチンが到着した。 県によると、今回のワクチン配分で県内には約3万回分が割り当てられる。厚生労働省は3回目の接種の対象者について、2回接種から概ね8カ月以上たった人としているが、地域の感染状況を踏まえて自治体の判断で、6カ月以上でも認める方向で検討している。 こうした中、山梨大付属病院では15日から新型コロナの後遺症専門外来が始まった。発症からおおむね4週間以上経った16歳以上の患者が対象でかかりつけ医を介しての予約が必要。初日の15日はワクチンを打って以来胸に痛みを感じるという10代の女性が受診した。コロナの後遺症は嗅覚や味覚障害以外に体のだるさや脱毛症状を訴える人がいるといい希望があればワクチンの副反応についても受診できる。
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