
<行動するシンクタンク>
今年の冬に放送された富士山麓(さんろく)を舞台にしたドラマ「ホットスポット」の影響で、ふもとの郡内地域の主要なロケ地がにぎわいをみせている。たびたび登場する喫茶店は「聖地巡礼」を目的に訪れる人で行列ができ、放送終了後の今でも行列は続いている。積極的に撮影に協力した山梨県都留市は、ドラマの1シーンを広報紙の表紙に載せ、市外からも入手希望の問い合わせが多くあったようだ。
「聖地巡礼」が文化として認知されたのは、ドラマやアニメなどのファンが、作品の舞台となった土地を訪れる行動が話題になったことがきっかけだと言われている。ロケ地として使われることは地域経済に大きな影響を与えると同時に、地域の観光資源として定着する可能性も秘めている。